『二次減速比(スプロケットのサイズ)を表にしてみました』
二次減速比とは、簡単にはクランクから一次減速されクラッチ、ミッションへ伝えられ、二次減速で後輪へ伝えられます。
Fスプロケ(ドリブン側)が一回転すると、Rスプロケ(ドライブ側)が何回転するか? の比率です!
計算方法
例 30T(リヤスプロケ)÷15T(フロントスプロケ)=2(二次減速比)
上記の計算を例に取ると、Fスプロケが1回転すると、リヤスプロケが2回転する計算になります!
この計算で解るように、二次減速比を上げて行けば加速向けになり、二次減速比を下げて行けば高速向けになります。
リヤスプロケ(ドライブ側)
・ リヤスプロケを大きくすると二次減速比は上がります(加速型)、小さくすると二次減速比は下がります(高速型)。
フロントスプロケ(ドリブン側)
・ フロントはリヤとは逆で、大きくすると二次減速比は下がり、小さくすると二次減速比は上がります。
一般的にフロントのサイズ1Tの変更は、リヤの2T分強に相当すると言われています!
この二次減速比をエンジンの特製に合わせてリセッティングしてあげることが理想的です、
エンジンチューンをした場合は当たり前ですが、高年式車の場合は環境問題もあり開発段階でエンジンが必要以上に
廻らないように二次減速比を設定してしてある事がよくあります。(ゼファーも年式によって比率が変わっています)
では理想は・・・! と言うと、そのエンジンがトップギアで廻りきった時にトップスピードになるのが理想的です。
上げ過ぎても、加速は良くなりますがエンジンが早く吹け切ってしまいますのでトップスピードが伸びません!
下げ過ぎても、トップスピードに達するまでに時間が掛かったり、吹け切らずに逆効果なんて事も・・・。
下記の表を参考に設定してみて下さい!
フロント | リヤ | 減速比 | 参考データ |
16T | 46T | 2.875 | |
17T | 46T | 2.705 | |
16T | 45T | 2.812 | ゼファー1100ノーマル設定 |
---|---|---|---|
17T | 45T | 2.647 | |
16T | 44T | 2.750 | |
17T | 44T | 2.588 | |
16T | 43T | 2.687 | 96年式ゼファーχノーマル設定 |
17T | 43T | 2.529 | |
16T | 42T | 2.625 | ゼファーχノーマル設定 |
17T | 42T | 2.470 | |
16T | 41T | 2.562 | ゼファー400ノーマル設定 |
17T | 41T | 2.411 | |
16T | 40T | 2.500 | |
17T | 40T | 2.352 | |
16T | 39T | 2.437 | ゼファー750ノーマル設定 |
17T | 39T | 2.294 | |
16T | 38T | 2.375 | |
17T | 38T | 2.235 | |
16T | 37T | 2.312 | |
17T | 37T | 2.176 | |
16T | 36T | 2.250 | ゼファー750最終型ノーマル設定 |
17T | 36T | 2.117 |