『フォークオイルについて』

今回はフォークオイルについてです。

フォ−ク以外でもオイルが使われている部位には全て当てはまると思います。

例えば一年間マシンを使わなかったとします。季節はめぐり春・夏・秋・冬が過ぎまた春が来ます。当然気温や温度変化を受けますから、暑い→寒い等の影響を受けますので、液体である以上酸化や乳化(水分が混ざり白くなる事です)して行きます。それをイキナリ作用・作動したなら潤滑は失われます。お気づきの通りまずい事態なのですね。

例えば、皆様がレ−スをしているとします。たまたま季節を跨ぎフォ−クオイルを変えずに半年振りにサ−キットに行きました。サ−キットですから、リッタ−バイクですとストレ−トでは200km/hオ−バ−してしまいますよね。そのストレ−トの次に直角コ−ナ−があるとなるとブレ−キを目イッパイ掛けフォ−クを沈めてコ−ナ−をクリア−して行きます・・・その時フォ−クオイルを変えずに行ったためにフォ−クが十分粘ってくれず裏切ってしまいました。と、想像すると怖いですよね、でも実際に起きている事実なのです。

液体、特に作動油は使用しなくても、外気の変動で劣化してしまい、使い物にならない状態に知らず知らずのうちに、なってしまっているのです。『乗ってないのだから大丈夫』はストリ−トでも大間違いだと認識して下さいね。サ−キットなら対向車も人も路上には居ませんが、ストリ−トは対するものが多く居ます。こんな簡単な事でも事故は起きます。作動油『オイル』を甘く見ないで下さい。後に配信させて頂きますが、ブレ−キオイルは更に熱や外気に弱いのでフォ−クオイル以上に怖いです。

乗らない方では、最低春・秋に一回づつ。頻繁に乗る方は季節ごとに3〜4回は交換しないと、最良のパフォ−マンスが得られないどころか、最悪の事態が待ち受けている事もあると自覚して下されば幸いです。

オ−トバイは、スタンドが無ければ一人で立ってられない、不安定な乗り物です。

『バランス』がとても重要なのですね。。。