『オイルについて』

個人的な考えとしては、抵抗となる「オイル」はできるだけ粘度の低いものを使いたいと思っています。しかし、今流行の 0w30 や 5w40 といった低粘度のオイルは、設計上の各部クリアランス設定の問題や、走行距離、使用目的などの理由から、ほとんどの車両がマッチングしません。油圧、オイルパン形状、クランクケース隔壁の形状、オリフィスの位置や数、オイルジェットの位置や方向、オイルギャラリーの設計等々、車両メーカーの莫大な開発費用を無視するのは問題です。特に2輪車は、湿式クラッチやトランスミッションも、エンジンと同じオイルで潤滑します。車両メーカーの指定している粘度には従うべきです。
低粘度のオイルも、距離や時間で管理をしっかりすれば、とても素晴らしいパフォーマンスが得られます。しかし、レーサー並みの交換サイクルが必要であると私は考えます。
10w40 を推薦、空冷、ハイチューニング車には 10w50 を、ZEPHYR1100 には 15w50 。


『オイルについて 其の二』

たかがオイル等と思われがちですが、されどオイル。  

安いオイルで交換サイクルを早めにする・・・この考えは大きな間違いです。エンジン内の鉄の塊であるクランクシャフトが一旦加熱を始めたら元の温度に戻る為には、エンジンを停止し半日掛かります。その高温に浸かったオイルがエンジン各部に回るわけです。そして、唸りを上げているミッションやクラッチで更に温度が上がりヘッドで又上がる・・・エンジン内部は想像を絶する勢いで温度が上がり続けているのです。そして、エンジン内部は停車後乗らない間に汗だらけ・・・外気が当たらない訳ですから水分も発生します。

想像できますよね・・・オイルに必要な5要素を均等にハイレベルで持っている事がオイルには重要なんです。 

もうお分かり頂けましたよね、オイルで愛車の寿命は変ります。

個人的な考えとしては、抵抗となる「オイル」はできるだけ粘度の低いものを使いたいと思っています。燃費にも大きく影響しますから。しかし、今流行の 0w20 0w30といった低粘度のオイルは、設計上の各部クリアランス設定の問題や、走行距離、使用目的などの理由から、ほとんどの車両がマッチングしません。現行販売されているマシン達、特にス−パ−スポ−ツとマシン達は低粘度オイルを使用する条件で開発されていますね。油圧、オイルパン形状、クランクケース隔壁の形状、オリフィスの位置や数、オイルジェットの位置や方向、オイルギャラリーの設計、ミッション等々、車両メーカーの莫大な開発費用を無視するのは問題です。特に2輪車は、湿式クラッチやトランスミッションも、エンジン内部と同じオイルで潤滑します。車両メーカーの指定している粘度には従うべきです。

低粘度のオイルも、距離や時間で管理をしっかりすれば、とても素晴らしいパフォーマンスが得られまが、レーサー並みの交換サイクルが必要であるとも私は考えます。そして流動が良いのでオイル循環スピ−ドも早く、逆に言えば遷熱効果も高い為一概にダメだしは出来ません。

エンジン内部のクランクシャフトやミッションは『鉄』の塊です、その塊が一旦熱くなったら中々冷えないのは想像出来ますよね。それを考えれば空冷ハイチュ−ニング車等は15w50表記のオイルが必要だと実感します。

ZEPHYR1100でも750でも、オイル管理(交換サイクル及び銘柄及び粘度含め)・確実なシフトダウン・クラッチ(油圧低下の有無・プレ−トの磨耗)の保守管理、特にZEPHYR750はマフラ−を社外に入れ替えた途端に滑ってしまいます。以上が行き届いていれば、港で騒がれている程では無いと感じます。