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ZEP750クラッチ滑り対策

過去に何回もZEP750のクラッチ滑り対策(GPz750turbo用クラッチ流用)について紹介してきましたが、
部品に関する最新情報です。
気になる方は上のリンクから旧ホームページの豆知識を確認してみて下さい。

過去にGPz750turbo用フリクションプレートの種類「A11,A12」について材質の違いや特徴をアップ
しました。

 過去の『ZEP750クラッチ滑り対策記事』

最近、GPz750turbo用のフリクションプレートを注文したところ、現在では形式の指定は出来ないそうで
無条件で「A15」用になってしまうそうです!
「A15」の材質はコルクモールド「A11」と同じですね!
特徴は半クラの繋がり代が大きく扱いやすい、クラッチプレートへの攻撃性が少ないと言う利点がある一方、
切れがイマイチで冬場の張り付き症状が出やすいと言う難点もあります。

社外品の強化クラッチではコルクモールドタイプの物は少なく、殆どが「A12」で使われていた
ペーパーペースタイプ特徴は滑り難く切れも良いと言う利点がある一方、クラッチプレートへの
攻撃性が強く、半クラの繋がり代が少ないと言う難点を持ち合わせています。

今までは自分の好みによって「A11」「A12」を指定して注文すればそれぞれ性質の違う
フリクションプレートを選べたのですが、現在はそれが出来なくなってしまいました。

「A15」コルクモールドタイプのみになったとは言え、クラッチ強化出来る事には変わりはありません
ので純正流用強化クラッチの定番として試してみて下さい!

ZEP1100クラッチ盲点

先日、メンバー車両のクラッチ交換をした時に発見した事例です!

単にフリクションプレートを替えて最悪痛んでたらクラッチプレートなんて考えてたんですが、
1100の場合他にもチェックポイントが見つかりました。

※ 走行は7万キロ、オイル管理は勿論しっかり行ってきた車両です 


要確認ヶ所はパーツリストでは下記の3点」


青 : ハウジングコンプ
赤 : ハブ
緑 : プレート

※ パーツナンバーと価格は下記の表を参照。


「青丸印のハウジングコンプ」
ここは普通のワイヤー式の750でも言える事なんですが、フリクションプレートの爪部分が
当たるので、段付きが深い場合はフリクションプレートの動きが悪くなるので交換です。
冬場の張り付きや、エンジン掛け始めの暖機前にLOWにギアを入れた時にバイクが動く程ショックが
大きい場合は、要チェックです。(冬場に少し柔らかいオイル入れ改善される場合は普通です)
軽度の場合軽くペーパー掛けても良いですがお勧めしません!


「赤丸印のハブ」
ここは最重要チェックポイント!
フリクションプレートの一枚目が当たる部分で、材質がアルミなので摩耗し易いのかもしれません。
7万キロ走ってるから・・・と思いがちですが、良く走る他のメンバーの以前外した同じパーツを確認
してもらいましたが、当りは付いてますが摩耗はしてませんでした。
恐らくですが、走行距離はあまり当てにしねいで摩耗してたら交換が望ましいかも!

摩耗したハブ


摩耗してないハブ


摩耗したまま使ってたのでフリクションプレートも両サイドが変摩耗してました。


これではクラッチの容量が減ってしまいます。
これ位はって考えは捨てた方が良いと思います、自分で交換する方は良いですが、お店に出す方は
結果的に工賃が倍になってしまいます、見つけたら交換がベターだと思います!

「緑丸印のプレート」
ここは一番外側ですね、ここもフリクションプレートの外側が当たる部分です、確認したら
内側同様にやはり摩耗してました・・・。
ここはバネで押されている蓋みたいなパーツなので少なからずどの車両も減ってると思います。
段付きが出来る程に減ってたら迷わず交換でしょうね・・・。

摩耗したプレート


同じ様に摩耗したフリクションプレート


今回のメンバー車両のクラッチは滑り始めでこの状態でした、これは憶測ですがハードな走りをする方の
場合もっと早いサイクルでこの状態かもしれません。
1100の場合ハウジングまでは行かなくても、ハブとプレートは定期交換部品と考えた方が良さそうです!
内と外が変摩耗してる訳ですから、単純にフリクションプレートが一枚分近く減ったくらいのロスに相当
してますよね!
750ではクラッチの容量不足が問題ですが、1100ではこの二つのパーツの交換も考えなくてはなりません
分解自体はメカ好きな方でしたら朝飯前の作業なので、是非1100オーナーの方はオイル交換のついで
確認してみたらどうでしょうか!

部品代だけで見ると、ハブとプレートで13000円弱ですから、ケチって滑るよりも素直に交換して
1100のトルクフルな走りを楽しんだ方が楽しいと思いませんか !(^^)!

※ ハウジングに関しては値が張るので、オークションとかで予備を一つ探しておくと良いですね!

是非DIYでチャレンジしてみて下さい、何処かで聞いた事のあるセリフですが『やれば出来る』!(^^)!

 


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